- ホーム
- 事業案内・安全への取り組み
事業案内
BUSINESS
業務領域は「電気設備保守管理」「情報通信機器保守管理」「各種設備工事」の3分野に及び、それぞれ多種多様な設備を担当しています。とくに地下鉄は、設備の集中度が高い上、災害時用の緊急設備も多く、日々のメンテナンスが非常に重要です。私たちは、公共交通機関を支える技術者としての責任を胸に、予防保全も含めたハイレベルな保守管理を実践し、平常時も有事も、お客様の安全と快適を守り続けています。現在では、こうした経験から育まれたノウハウを活かし、東葉高速鉄道、つくばエクスプレスでも設備の保守管理業務を担っています。
電気設備保守管理
東京メトロの主要駅に設置されている非常用発電機や、本社・研修センターなどへの電力を制御する受変電設備の保守管理を行っています。とくに、非常用発電機は、災害などに伴って駅構内が停電した場合、防災用照明や、消防設備に電力を供給する非常に重要な設備です。万が一の場合に、お客様の安全を守り、迅速な消火活動が可能になるよう、6か月ごとに慎重に点検作業を行っています。
主な設備
- 非常用発電機
- 建物用受変電設備
ホームドア設備保守管理
ホームからの転落や列車との接触を防ぐため、ホームドアや可動ステップの設置が急速に進められています。ホームドアは、列車の扉と連動して開閉し、お客様の安全と列車の定時運行を担う高度なシステムであるため、定期的な点検が欠かせません。また、さまざまなタイプのホームドアがあり、設置数も多いため、協力会社と共に夜間を中心に点検作業を実施。当社は監督者として安全管理や点検後の最終動作試験などを行っています。
主な設備
- ホームドア(フルハイトタイプ/ハーフハイトタイプ)
- 可動ステップ設備
空調設備保守管理
空調設備には、大きく分けて駅空調・換気排煙・職場空調があり、各設備について保守管理を行っています。駅空調は、地下駅構内の温度を管理し、快適な環境に保つ設備で、換気排煙は、駅構内の換気や、万が一の火災発生時に煙を地上に排出する重要な設備です。また職場空調は、駅構内の駅事務所やその他事務所の快適な環境を維持しています。こうした設備の状態を常に監視し、日常的にメンテナンスやオーバーホールを行うことで、快適な環境の維持に努めています。
主な設備
- 駅構内換気
- 空調設備
- 建物内空調設備
- 排煙設備
ポンプ設備保守管理
地中からの湧水を排出する排水ポンプ設備や、車両基地及び関連施設などの業務用給排水ポンプの保守管理を行っています。また、万が一の火災発生時に使用する消火ポンプ設備の保守管理も行い、災害時への備えも万全に行っています。
主な設備
- 排水ポンプ設備
- 雑排水ポンプ設備
- 衛生ポンプ設備
- 消火ポンプ設備
- 給水用ポンプ設備
昇降機設備保守管理
地上から地下構内やホームまでの移動をサポートする昇降機設備の整備・点検や法定検査を行っています。東京メトロのすべての昇降機設備について、遠隔点検も含めて月2回の検査を実施。きめ細かなメンテナンスを通して、毎日たくさんの人々が利用するエレベーターやエスカレーターを安全・快適に維持しています。さらに、こうした長年の経験・ノウハウを生かして東葉高速鉄道・つくばエクスプレスの昇降機設備保守も担っています。
主な設備
- エレベーター
- エスカレーター
- 動く歩道
駅務機器設備保守管理
駅の自動改札機、券売機、精算機などの駅務機器やそれらのデータ管理を行うサーバも含めたシステム全体の保守管理を行っています。また、機器の故障はお客様にご迷惑をおかけするため、当社内に24時間365日、故障連絡を受け付けるコールセンターを設置。東京メトロの駅係員からの通報を受けると、故障原因を特定し、メーカー・サービス会社とともに迅速に対応します。
ICカードの普及に伴い、駅務機器も年々高度化するため、つねに最新技術を磨き、お客様の利便性向上に貢献しています。
主な設備
- 自動改札機
- 自動券売機
- 自動精算機
- 窓口処理機
- 入金機
- データ管理設備(運輸収入システム・ICカードシステムサーバー)
- 定期券印刷発行機
情報通信設備保守管理
駅構内には、安全確認やお客様への情報発信を担う多様な設備が設置されています。当社では、セキュリティ監視カメラ、列車監視カメラ及び、放送装置、改札口で運行情報などを案内する情報配信装置、ホームの自動旅客案内装置のほか、携帯電話の基地局、Wi-Fi設備などの保守管理を担っています。各設備は、駅構内やトンネル内などさまざまな場所に設置されているため、地下鉄の隅から隅までを知り尽くし、お客様の安全と利便性向上に貢献しています。
主な設備
- 放送装置
- セキュリティ監視カメラ
- 列車監視カメラ
- 無線通信補助設備
- 情報配信装置
- 自動旅客案内装置
- 携帯電話基地局、Wi-Fi設備
- 車両管理システム
請負工事
東京メトロから各種電気工事、管工事、電気通信工事の設計・施工を受注しています。工事内容は、照明設備から電気室、電車線設備、放送装置、セキュリティカメラ、空調設備など多種多彩。工事は終電から始発までの限られた時間で行う必要があるため、施工会社と協力して、高品質な工事を遂行しています。また、定期的に「災害防止協議会」や「請負工事安全研究会」を、協力会社担当者を交えて実施し、工事の安全品質向上に取り組んでいます。
主な設備
- 駅構内照明改良工事
- 電気室改良工事
- 電車線設備改良工事
- 放送装置改良工事
- インターホン改良工事
- セキュリティカメラ改良工事
- 空調設備改良工事
- 各種排水ポンプ改良工事
安全への取り組み
SAFETY
東京メトロを主とする電気設備全般の保守管理及び請負工事を担うアウトソーシング事業として、安全を最優先に安全作業に取り組んでいます。安全管理体制強化を図るため、「安全管理規則」を制定するとともに、請負工事部門では品質マネジメントシステムも取り入れ、実施しています。社員の安全意識向上ため、KYT(危険予知訓練)手法等を活用し、「ゼロ事故、ゼロ災害の達成!」を重点目標として、お客様の安全・安心を確保するとともに、信頼性の向上に努めています。 毎日の始業時等に「ゼロ災でいこう ヨシ!」と、指差し呼称を行うことにより、さらに安全に対する意識を高めています。
電気設備保守管理
KYT(危険予知訓練)
事故や災害を未然に防ぐことを目的に、作業に潜む危険を予想し、安全作業を行う訓練です。ミーティング等を通じ、危険性の情報を共有することで、予測できる事故や災害の発生を未然に防止させる仕組みになっています。
災害防止協議会
災害防止の月間目標を定め、月1回開催し目標の周知と達成状況の確認を行い災害防止を図ります。
安全パトロール
管理者により年4回以上実施され、作業現場の状況を把握して危険個所等の点検を行い、問題点の迅速な処置を実施します。
事故事例研究
重大災害事故(感電、墜落、触車)、設備事故等を題材に事故事例の研究を行い同種事故の再発防止を図ります。